女のコ史上ふたりめのファイナリスト

田邉愛弥・女のコ史上ふたりめのファイナリスト

tanabe01.jpg

2度目の学ドリはうれしさ半分
悔しさ半分の”惜しくも”準優勝!

福山歯科衛生士学校
シルビア(S14)

tanabe02.jpg  17才からドリフトをはじめたというから、ドリフト歴は今年で4年と意外に長い愛弥ちゃん。昨年は予選落ちだったけど、2度目となる学ドリ出場に向けて、今回はかなり練習を積んできたみたいだ。
 女のコが予選を通過するのもめずらしいんだけど、女子で準優勝という結果は2007年の西大会優勝に次ぐ好成績。その要因を聞いたら、今年は意欲的にドリコンに出場して、自分よりレベルの高いひとたちに揉まれたのが大きかったんだって。
「まわりにいっしょに走れる女のコがいないので男のひとたちに混ざって走ってるけど、女だから負けてあたりまえ…とは思いたくないし思われたくない!」という負けず嫌いな性格もあって、走りはメキメキと上達。ある大会ではミドルクラスで2位になったり、瀬戸内海サーキットで開催されたD1レディースリーグでもポイント獲得するなど、きっちり結果を残して学ドリに備えてきたんだ。
 名阪は大会前日の練習含めて2度走ったことがあるだけ。その不安をカバーできたのは、名阪をよく知るスポッターの藤原くんのおかげもあっただろう。ご両親と妹さんも応援に駆けつけていたっけ。
 ベスト8では「ヤバイ、泣きそう、ダメ!」と悪い意味でテンションMAX。結果はお互いミスってサドンデスに持ち込んだギリギリの勝利だった。そこで勝てたからか、次のベスト4では気楽に走れたそうで、決勝進出を決めたころには「もう優勝する気マンマンでした」と、ホンの数十分の間に劇的な心情変化があったのは…これぞ乙女心ってやつ?
 でも、決勝では昨年準優勝だった谷口くんを相手に奮闘するも、小さくまとまった走りが評価されずサドンデス。そして2本目に「自分にできる範囲を超えちゃった…」という走りでスピンして敗北。
 それでも女のコで準優勝なんだからたいしたモンじゃない?と思って感想を聞いてみたら「運やクルマの差ではなく、実力不足だったのがむっちゃ悔しい〜!!」と、笑顔なんだけど出てくる言葉はマジ切れ寸前てかんじだった。
 ちなみに、日光の統一戦は苦手な雨に苦戦して1回戦敗退。ドライの練習走行では手応えをかんじてたそうなので「課題のウエットを克服してリベンジします!」と、学生生活最後となる来年も学ドリ参戦を表明。「たぶんホームコースの備北開催だから、今度こそ„打倒谷口"です!」と、来年の優勝に向けて早くも動き出しているみたいだぞ!