団体戦ふたたび!
9年ぶり4回目の開催
今年の学ドリはひさびさに団体戦を復活させた。自動車部が大挙して応募してくる割り合いが増えたからね。日光で開催したのは東大会のみのという意味ではなく、全国大会のつもりだ。今回はたったの5組のエントリーだったけど、将来的には個人戦とおなじくらい大きな規模にしたいと思ってます!
自動車部のカンバンを背負って激走!
たったの5組だし、みんな個人戦にも出ているからどうしてもサブ的イベントに思える団体戦。しかも、初日の練習走行では接近度がイマイチ。「学生の団体はちょっとむずかしかったかなぁ…」と心配したんだけど、本番になったら状況一転! 1位2位はいか天でも上位に食い込むことまちがいなしの接近ドリを見せてくれた。
優勝した中日本短期大学のメンバーは全員が自動車部…ではなく「レーシング部」に所属。去年活躍したOB(東大会7位の加藤諒くん)が走行中に掲げていた学ドリ旗を受け継いで走行。母校に錦を飾った。
学ドリでの勝利は学校でも話題で、先生が学園祭のときに優勝パレードラン(ドリフトはムリだったけど)をさせてくれたそうだ。新入部員にはイケイケ1年生が勢ぞろいらしく、来年も台風の目になることまちがいなしだね。
2位は慶應義塾チーム。「勉強できてもドリフトは…」なんて思ってた参加者も多かったと思うけど、自動車部OB&退部組の、ちょっとアウトローな3人組みがオールペンの❝いかにも❞な4ドアで揃えてきた。本番直前で順番を変更したのが成功して接近度アップ! これはもしかして…と思わせたけど、あと一歩のところで中日本に及ばなかった。
3位の茨城大学は自動車部の部員20名のうちドリフトをやっている3名全員で参加。3人そろって接近するのははじめてだし、長山くんは日光サーキット初走行だったし、優勝を狙うには準備不足だったか。しかし、来年はだれも卒業する予定がなく、このままいけばおなじメンツでまた出場できるってのが強みだろう。今年は練習…かな!?
同率4位の東洋大学と関東自動車大学校も自動車部(関東はドリフト部)で揃えてきた。走りはお世辞にも「すげー接近!」とは言えなかったけど、ほかの参加者にとっても、自分たちにとってもいい刺激になったと思う。学ドリは、まず出ることに意味があるんだからね!
勝つのも大事だけど、負けがあるから気合いが入るもの。しかも、自動車部のカンバンを背負っていたらさらに燃える。そのうちダートラやジムカーナとおなじくらい「学ドリ団体」が認知されたらいいよね!