東日本大会優勝
日本大学 青木龍一
愛車、環境、練習頻度
すべて学生レベルを超えた怪物21才！
第８回
全日本学生ドリフト王座決定戦
東日本大会優勝
日本大学
青木龍一
神奈川県横浜市 ２1才
SILVIA（S15） 13年式
西日本大会の1週間まえに開催された東日本大会でも、D1SLライセンスホルダーが優勝！ すでにD1SLになんども参戦し、順調に成績を伸ばしてる青木くんだ。だれよりも完成度の高いマシンでだれよりもサーキット経験豊富。環境もいい。逆に言えば、だれよりもプレッシャーがあったってこと。そのなかでの勝利は、彼のテクニックがホンモノであることの証明となった！
だれよりも”ドリコン”に賭けた
男の執念が実った！
「絶対に優勝します！」と意気込んで参加するひとはゴマンといる学ドリだけど、その”絶対”に全力を尽くしたことにかけちゃ彼の右に出る者はそういないだろう。
「ドリフトで有名になる」と誓ってから、ストリートを走ることを封印し、走りをサーキットに限定。メジャーな大会を狙ってチャレンジし続け、走行会よりフリー走行に通って修行を積み、とことん勝つために努力してきた。
学ドリもお祭り騒ぎ的感覚じゃなかったのだろう。仲間とワイワイガヤガヤする姿は見られず、ひとりで作業し、ひとりで走り切ったってな印象だ。
それでも「ラクに勝った」とは言えないと思う。
予選の走りはけっこう微妙で、自分では落ちたと思い、結果も聞かず翌日の敗者復活のためにそうそうに日光サーキットを出てショップに駆け込んだ。不調の原因が足まわりにあると確信していたからだ（結果的に予選は通過していた）。
そこからの快進撃は先月のドリ天で報告したとおり。いちどもスピンせずに優勝まで登りつめた。去年が予選落ちだなんて信じられないよな。
ドリフトをはじめるまでは、ゴルフに打ち込み、メジャーな大会でも好成績をおさめてきた。そこで培った精神力はフツーじゃないだろう。そんな男がいまドリフトに夢中。すでにD1SLに挑戦しはじめ、最短の道でD1をめざしている。ドリフトからプロレーサーになる可能性っていまどきあまりないと思うんだけど、彼を見ているとそれにいちばんちかい存在なのかなーと思う。
東西統一戦に参加しなかった理由は、前日に開催されたMCSチャレンジにエントリーしていて、それが終ってすぐに駆けつける予定だったんだけど、マシントラブルにより自走が困難になってしまったからだ。
ちなみに、D1SL権を獲得した6月の間瀬の選考会では、彼が3位で統一チャンプの石橋くんが7位。学ドリでふたりの対決が見れなかったのが残念だ。
PROFILE
■在籍[日本大学経済学部経済学科3年]■ドリフト歴／所属チーム[2年（18才のときストリートデビュー）／ヤシオファクトリー]■月平均ドリフト走行回数[サーキット3〜10回]■ドリフトしたことあるサーキット[日光サーキット、本庄サーキット、間瀬サーキット、エビス南コース、筑波1000、YZサーキット、茂原ツインサーキット、富士ドリフトコース]■おもなコンテスト成績[D1選考会（間瀬）3位 MSCチャレンジ（本庄）2位]■学ドリ参加経験[2回目（2008年予選落ち）]■車両購入価格[300万円]■月平均クルマにかかる費用[10万円くらい]■住居[実家]■収入[実家関連のアルバイト]■彼女の有無[あり]■ドリフト以外の趣味[ゴルフ]■就職先の希望[プロのレーシングドライバー]
SPEC
■エンジン[SR20改2.1ℓ HKSカム GT3037Sタービン ヤシオエキマニ＆アウトレット HKSフロントパイプ GPスポーツマフラー ヤシオ触媒 Z32エアフロメーター HKSタイプRインタークーラー HKSオイルクーラー HKSプラグ ヤシオファクトリー現車合わせセッティング EVC5（設定ブースト1.4㎏/㎠）]■駆動系[ニスモ6速＋ファイナル3.7 ニスモカッパーミックス ニスモLSD ]■サスペンション＆アーム＆ブレーキ[ フロント[ヤシオファクトリーグレイト車高調（9㎏/㎜） イケヤフォーミュラタイロッド GPスポーツナックル GPスポーツパッド[ リヤ[ヤシオファクトリーグレイト車高調(5㎏／㎜) ニスモロアアーム イケヤフォーミュラアッパーアーム＆トラクションロッド＆トーコンアーム エンドレス㏄-Rgパッド]■外装パーツ[GPスポーツGソニックエボリューションエアロヤシオファクトリーボンネット ]■内装[ブリッドガイアス ナルディクラシック33φ 6点式ロールバー＋サイドバー HKSキャンプ2 イクリプスHDDナビ]■ホイール[F／Rガルフレイム（9.5J-18 off＋15）
