伝説のチャレンジャーPart2

右まわりｏｒ左まわりが直前に決まる今年の予選。片側コンクリートウォールで「危険では？」と心配された日光では、クラッシュしたのはたったの１台だった。最初で最後の学ドリがこれじゃ不名誉だろうけど紹介しよう。まだドリフト歴９ヶ月だもんしかたないさ。「峠でクラッチ蹴ったら右コーナーをアウトにふくらみすぎてガードレールの端っこにクオーターをヒット。それ以来、トラウマになりました」と応募用紙のコメント。こんどはコンクリートウォールがトラウマになることはまちがいない…。

ストレートで４本パイロンが置けない名阪では、ちょうどコンクリートウォールの端っこがアンダー出すとヤバい位置になるカタチになっちゃったんよね。「こりゃだれか刺さるなー」と心配してたんだけど、やっぱりいました。けっこうザックリ刺さってたけど、走行可能レベルでよかったよかった。とにかく補強バーだらけの１８０ＳＸだったど（市販されているバーをぜんぶ付けたにちがいない！）、フレームはヘーキだったかな？　純正インタークーラーだったのが不幸中の幸いだ。

「ストリートはブツけるしひっくり返るしガケから落ちるし…」と応募用紙に書いてあったけど、サーキットでもクラッシャーぶりを発揮！　１回戦を突破して２回戦の練習走行で豪快に当たっちゃったんだよね。必死で直したけど、走行できるようになったときにはすでに時遅し。さぞかし無念だったろう。ドリフト歴１年半ですでに７台目。「そういえばいままでなにごともなくいちにち走り切った日はなかったような…」って、今回も記録更新か！？

予選まえのフリー走行でいきなり横転クラッシュ発生！名阪じゃ見慣れた風景だけど、いくらなんでも学ドリの予選まえとは…。今年で卒業する彼は学ドリ出場を「ドリフトするの半年ぶり♪」って言ってたから、思わずハッスルしちゃったんだろう。おかげでみんなの気が引き締まったと思う。ありがとうというべきか！？

２回戦での出来事。見事にオイルをブチまいてくれました…。進行が押せ押せになっちゃいました。バーフェン＆１５インチにラッパがシブくて、バースト中村くんもすごく気に入ってた１台だけに残念。前回の備北では１回戦落ちだったけど、ホームコースの名阪でリベンジを果たす予定だったんだよね。なんとここ名阪でアルバイトしてるんだって！

学ドリのちょっとまえに刺さって全損級ダメージ。買い換える時間もないため、自動車部のみんなでベッコリいったサイドシルにシートベルトのアイボルトを溶接し、強引に引っ張ってなんとか会場入り。そのガッツはドリフト侍の心を動かした。この状態でも予選は通過したんだから立派だ。このスカイラインはこのあと廃車となる。合掌。