伝説のチャレンジャーPart1

予選のパイロン卍はいつも全参加者を苦しめる。緊張感もそうだけど、駆動方式やパワーによっちゃかなりキツイからね。そんな不利を承知で出場してきたひとりがビートの瀧川くん。「トルクが６.１キロしかないからどうにかしないと！」とリヤタイヤ（スタッドレス）に水を吹きかける装置を自作！　スピードは遅いけど、見事な卍を切ってくれました！　トランクには２０リットルのポリタンを積んでた！

ＪＺＸ１００チェイサーといえばドリフト界では１８０ＳＸに次ぐ人気車種なのに、どーゆーワケだか東西合わせてたったの１台！　８年式を８０万円で購入、しかも現金一括♪　ヘッドライト改エアダクトにイカリングを組み合わせるセンスはなかなかものんだ。ミラーがイエローなのは深夜のスポットで判別されやすいのと、ギャルウケ狙い。

日本自動車大学校（通称ＮＡＴＳ）の大島くんとその仲間は、主催者が到着するまえからゲートまえを占拠！　なんとテントを張って泊まり込んでいた！　千葉だからそんなに遠くないと思うんスけど…。しかも早く来たってピットはゼッケン順…。ガムテープで作った「学ドリ寮」にはウケた！

どーしてドリフト野郎ってのは、お祭りといえばマフラー出口を改造するのでしょーか？　男の本能だろうな、きっと。とくにすごいのがコレ！　翌日ハタチの誕生日を迎える小林くんは「１０代最後の記念に！」とホンモノの竹を用意！　重量５は立派な危険物！？　はずして走ったけど、それでもちゃんと極太管でした♪

ドリ天の名物企画“プッチモデ”のために用意したネタがコレ。仲間から「せっかく付けてきたんだから撮ってもらえよ〜」とはやしたてられて、全身タイツまで着用！　肝心のネタは「夏を快適に過ごすための人間冷却用電動ファン」なんだけど、まったく効果なし！　これで最後の学ドリだっつーのに…。そうそう、あとのページで走ってる写真がなくてゴメンな。どーゆーワケか１枚もなかったんだよぉ〜。

なにが伝説って、会場でもっとも目立っていた“話題のひと”だから。予選で落ちちゃった彼じゃなく、スタイルもいいし露出度も満点の彼女ね。彼女連れってだけでも暗い青春（！？）を送ってる学生ドリフターから反感の目で見られるのに、勇気あるよな〜。ちなみに彼のローレルはエアコンも効かず、リヤガラスも開かないらしい。ヘイ彼女！　こんなバカに惚れてくれてありがとね！

「小中はチャリドリ、高校は原付ドリ、大学ではクルマでドリフト。完全に人生ドリフト状態です。そんなオレと小学校からいっしょでドリフトしてきたのが村田賢治。バイトもいっしょでホント昔からいっしょでした。そんななか賢治が去年の学ドリでいきなりスターになっちゃって…。一方のオレは予選落ち。ライバルに大きく差をつけられ、おいていかれたのが本当にくやしかった」と参加表明に記入した昆くん。「ローレルＬＯＶＥすぎてバカだなー」って言われたいとのことだけど、どうしてそんなにローレルが好きなのに前後Ｙ３２グロリア化しちゃったんでしょーか？

ピットを巡回していたドリフト侍が「拙者はこのプッチモデが気に入った！」と立ち止まったのは、見事に中出しマウントされたインタークーラー。ＳＲ２０に載せ換えたため、スペースに余裕ができ、エボ２純正インタークーラーをナナメにセットしてＶマウントっぽくしてた。

覚えているだろうか？　助手席にパイプ椅子を装着して登場したオバカな野郎のことを。　またしてもやってくれました今年もシートネタ！　スケベイスだけじゃなく、脇にバイブ…じゃなくオナホール（！？）まで装備しちゃって、誌面的には最悪です。だけど、去年とおなじくちゃんとスライドレール付き！　彼女が横に乗って……なワケはなく、写真に付き合ってくれたコはフツーのお友だち。「タマがつっかえて乗れない！」と最悪の反応でした。古口っちゃんも大爆笑！