2014東西各大会優勝者

　　昨年は学ドリ初出場にして東大会３位、統一戦４位をゲット。杉下くんや田口くんに馬場くんといった学ドリＯＢに続く、道産子ドリフターの強さをしらしめた。
　しかし、その帰り道で「優勝する気で乗り込んだけど、３位になれてホッとした。そんな自分に情けなくなった」と、本気だからこそ満足できなかったんだ。
　それから１年、クルマは仕様変更せずテクに磨きをかけた。優勝するための準備もカンペキだったけど、大会出発の３日まえにエンジンブロー。師匠やなじみのアルファオートに手伝ってもらい、徹夜で修理するも絶不調。折れかけた心は父親からの叱咤激励で立ち直り、北海道代表として日光に乗り込んだんだ。
　予選４位、１回戦１位、２回戦１位と、優勝候補の貫禄を見せつけた。粂くんをはじめ学ドリＯＢのアドバイスを受け、決勝トーナメントも勝ち進み、ついに優勝！
　東大会最大の難関は中日本の江崎くんだ。カレの走りを見て自分以上だと直感したが、ハイテンション＆集中力で攻めきり、１点差でみごとに勝利。精神力で勝ち取った１点だろうね。
　統一戦ではふたたび江崎くんと再戦したが、残念ながらリベンジを許してしまう。東大会優勝で完全燃焼した三井くんの集中力はそこまでだった。
　最終目標は達成できなかったけど、ドリ天の表紙ゲットという、ある意味優勝よりむずかしい目標をクリアできた。これで三井くんの学ドリ生活は終わるけど、今後もＤ１ＳＬで戦う道産子ドリフターに負けない活躍をしてくれるだろうね。

　２年まえは６位、昨年は２位とじょじょに優勝へと近づき、今年はダントツの優勝候補だった谷口くん。「最近楽しく走れてなかった。でも学ドリは楽しむ！　でも、去年の悔しさは忘れてない！」と、上野くんに負けて泣いた悔しさが原動力だった。
　しかし、西大会前日の練習では大雨でクラッシュし、ナックルが曲がるほどのダメージを負った。それでもあきらめずに、トー調整だけで本番に挑んだ。
　ナックル曲がりの後遺症は大きく、ハンドルを左に切ってもケツが出ない症状に気づいたのは予選のまっ最中、それも進入一発目だ。なんとか立て直したけど、自信はまったくなし。予選発表時はクルマのなかに引きこもってたけど、仲間がおおはしゃぎしながら予選突破を伝えたんだ。
　そこからはチャンプらしい快進撃を披露。ナックルの特性にも慣れ、１回戦２位、２回戦３位と調子を上げていった。決勝トーナメントは３度目の学ドリにしてもっとも緊張し、ふたたび意気消沈しつつもなんとか踏ん張って、ついに優勝！
　日光は２回目だけどまったく自信はなく、前日のピンミは思ったように走れずションボリ。東大会初日の練習は雨でなおさらダメだったけど、夜の山に出撃するくらい気力は残っていた。
　統一戦本番では走りかたを変え、最終コーナー立ち上がりのコツを掴んで絶好調！　結果は４位と昨年越えを達成したんだ。とはいえ、負けたあとの落ち込みっぷりはかなりのものだった。
　いまは学ドリ２０１５にむけて着々と準備している最中。あらたなクルマはＳ１５で秘蔵の２・１ℓを積み込むとのこと。今年はロースペックで勝ったけど、来年はハイスペックでぶっちぎりの勝利＆統一戦制覇＆団体優勝が目標だ。